変化
変化には痛みが伴うものだ。昔そう教えてもらった。成長痛のように、実質的な痛みもだし、心が成長したり、環境が変わる時にも、痛み(心の痛みは、悲しみや苦しみやしんどいという想いとしても現れる)が伴うものだ、と。
今まさに、変化の時だ。会社を辞めて、自由に働く魅力的なチームに参加するか、会社を辞めて、世界を見に行くか、その二択で迷っている。
前者を選べば、好きな人と、それなりの安心感の中、アイディアや、今までの経験を生かす環境で働くことになると思う。ただ、チームはまだ未熟で、学ぶことも多いが、自分の意志の強さが不十分な中働くには、時間の使い道として有効でない気もしてしまう。
後者を選べば、身の危険や言語の壁、金銭的な不安の中の旅になると思うが、影響を受けやすい私にとって、文化の違う世界に身を置くことは、いい意味で変化をもたらすと思っている。自分の根っこの良心さえ失わなければ、どんな過激な変化の中でも道を間違うことはなさそうだ。
この変化には、失恋の心の痛みが伴っている。エネルギーの発信源で、それを導いてくれた人が前者のチームにいる。感謝。ただその人に対して中途半端な気持ちでチームに参加することはしたくない。
年齢がある。若いうちに、結婚する前に、自由に世界を飛び回る経験をしておこう。
後者を選ぼう。
英語を学び、カナダに行こう。
自然の中で暮らし、すてきなレストランで働こう。気が向いたらそのほかの国にも飛んでみよう。プロモーターなわりに、1つの物事はゆっくり味わいたいタイプなのだ。世界一周よりも、1つの国をまずじっくり味わってみよう。それを足がかりにして、より身軽に生きていこう。
小さな意志だが、今、この意志をつかまなければ、ならない気がするのだ。
痛みが伴おうとも前に進もう。
痛みさえも笑い飛ばして、駆け出そう。