読書について
本は読むべきだと思うわ。
本には自分には考えもつかないような他人の心の洞察や、知らない世界のこと、勇敢さとは優しさとは何かについて書いてあるもの。
「勇気と優しさを忘れずに」
数日前、地上波放映された、実写版シンデレラで、シンデレラのお母さんが言っていたけれど、人は暮らしの中で「勇気と優しさ」を忘れてしまいがちよ。優しさはみんな心の中に必ずあるけれど、その優しさが臆病な心によってうまく表せてないことがあるような気がするの。
怖いという気持ちほど、人間の行動を制約するものはないわね。
そんな時に本の中の、勇敢だったり、優しかったり、愛嬌のある登場人物たちは、私に忘れていたものを思い出させてくれるわ。
幼稚園の頃から本が好きだった私は、小学生でも友達が少なくて、授業と授業の間の5分休憩でも読書をするような本の虫だったわ。
その頃読んだ「マーリン」というお話に夢中になったわ。
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勇敢な主人公、真の勇気とは何か、教えてくれるお話よ。
大人になって読み返したのよ。児童文学らしく、読みやすい活字が並んでいるのだけれど、小学生の頃と同じように想像力の羽を広げられたわね〜。みたこともない素晴らしい世界を、マーリンと一緒に眺め、心にエネルギーが湧いてくるのを感じたわ。想像力って本当に素晴らしいものよ。
その世界が現実にあるかどうかが問題じゃないの。素晴らしい世界を想像すること自体が、心に明るさやエネルギーをもたらしてくれるのよ。
時々心が寂しいな、と思う時に本が恋しくなるの。
自分のことがいやになりそうな時、本が恋しくなるの。
他人に憎しみを抱きそうになった時本にすがるの。
同じ本を読んでも、その人その人が受け取る世界は様々よね。
自分がみたい世界を本の世界に見るの。
登場人物の言葉に助けられながら。
そうやっていい方へ軌道修正してくれるのが本だと思っているわ。
愚かすぎて、自分一人では転がり落ちてしまうような人間だから。
読書は大事。
本って素敵。
読まなくなった時は、きっと自分の考えで頭が凝り固まった時だから、警鐘を鳴らしましょ。