目がまた悪くなったな〜自分へのエール
あと、1ヶ月半でカナダを去ることになっている。
飛行機がちゃんと飛んでくれればの話だけれど。
コロナウイルスの影響は瞬く間に世界に広がり、皆がどうなっていくのかと固唾を飲んで見守っている。また、最前線で対応している人たちにとっては、終わりの見えない戦いかもしれない。
私は、三月の半ばに働いていたレストランとホテルからお暇を出され、かれこれ1ヶ月引きこもり生活をしている。
毎日映画を見たり、アニメを見たり、筋トレしたり読書をしたり。
時間を潰す。英語ではkilling time. そんな言葉がぴったりだ。
私は何をするにも割と要領の悪いタイプだ。
方法を見つけるのが苦手なのだ。
いろいろ言い訳をしてやりたくないことを後回しにするのも悪いくせだ。
このままそうやって泥の中を進んでいくみたいに生きていくのか、それともここがチャンスだと胸張り鼻息荒く、時間を大事に使うのか、大きな分かれ道なのだ。
時間は有限だと思い、焦ることは嫌だと思っていた。いっそのこと永遠に生きられると思いながら、ゆったりまったり生きてみればいいのではないかと思っていた。でも、
やはり、時間は有限なのだ。毎日が一日、一日と過ぎていくし、
その流れを濃く深く彩れるのは、私しかいないのだ。
水でシャビシャビに薄めたインクで描いた川みたいな、そんな現実は未来の自分に一瞬で忘れられてしまうだろう。
もがいたり、息苦しいと思ってもいい。もっと濃くてドロドロで、胸にズンと来るような現実を、残してあげるべきなのだ。
こうして向かうべきものがコンピュータしかないような時間の中で、
こいつと過ごせるもっとも濃い時間を過ごしてやろう。
目がまた悪くなったな。
でも、それでもいい時間だったな。
そう、未来の自分に思ってもらえるように。